【インド2号店】デリーでApple直営店がオープン
4月18日にインド初のApple直営店「Apple BKC」(ムンバイ)に次いで、20日に首都デリーでインド2号店「Apple Saket」(アップル サケット)がオープンしました。
オープンした場所は、「セレクトシティウォーク」というインドのショッピングモールです。
https://www.selectcitywalk.com/
Appleのティム・クックCEOもオープンに駆けつけていました
https://twitter.com/tim_cook/status/1648942017798369282?s=20
オープンの1時間前から長蛇の列ができており、みんなワクワクした表情でオープンを待っていました。
お客さんの熱気から、さすが世界の「Apple」、影響力はとても大きいものだと痛感しました。
オープン5分前に従業員の方が出てきて、「Saket!Saket!」とサケットコールが始まりました。
モール内はお祭り騒ぎ!!
こんなに声出すんだ…とびっくりしていたところ
私の隣にいた女性が、彼らは何を言っているの(・・? と私に聞いてきました。会場の空気とのギャップがおもしろかったです。
そしてティム・クックCEOが登場!
お客さんは大盛り上がり!
クック氏は、来店するお客さん1人1人に挨拶をし、写真を撮り笑顔で出迎えていました。
【当日の様子】
https://www.instagram.com/reel/CrQI8yOPWU5/?igshid=YmMyMTA2M2Y=
オープン後、お店に行く人がどんどん増えて、フロア全体に人が並んでいます。
なんなら、我が先にと押し寄せています。(さすがインド人)
そして、突然始まった太鼓の演奏とダンス。
何!?と思えば、これはドール(両面太鼓)の”パンジャブダンス”だとか。
※パンジャブダンス・・・パンジャーブ州(北西部のパキスタンと国境を接するインドの州)の民謡で主に収穫の感謝を表現したダンス
並んでいる人たちを楽しみながら待ってもらうには、とても良いアイデアだと思いました。
日本では中々有り得ないことですね。
今回、インドでの初出店に伴い、Appleには2つの目的があると言われています。
1つ目は、≪店舗出店による販売拡大≫
現在、インドでiPhoneはわずか”5%”のシェア率。※日本は49.7%のシェア率
原因としては、「価格が高い」こと。
労働者の平均月収は数千ルピー~3万ルピー(1万円~48,000円)の中、iPhoneは30,700ルピー(約50,000円)で販売されており、手が届きにくい価格です。
ただ、近頃の人口の増加、中産階級の増加によりiPhoneへの切り替えが期待されており、Appleのビジネスとって有望視されています。
実際に、インドでの2022年度の売上高は60億ドル(8,100億円)と過去最高。前年度より50%アップしています。
2つ目は、≪インド国内でApple製品の製造≫
今までは中国で製造しておりましたが、コロナにより様々な問題が発生し売上不振の状態です。これにより、中国からインドに徐々に移行率が高まっています。
現在、インドのバンガロールにiPhoneの工場を建設中で、インドにとっても製造業の雇用創出につながることを期待しています。
筆者も今回のオープンに立ち会ってみて感じたのは、
5年後、10年後、これからのインドは熱い!
この一言に限るのではないでしょうか。
今回のApple直営店の出店により、インドがどう変わっていくのか…とても楽しみですね!!
(吉永)
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