
ナマステ!インドに呼ばれた気がして思い切って渡印してしまった日本人スタッフの稲垣です!
前回のブログでバラモンについてお話しした際に、バラモン教についても少し触れました。今回はバラモン教についてより深くお話ししていこうと思います!
バラモン教(Brahmanism)は、インドの古代宗教的な伝統であり、ヒンドゥー教の前身とも言われています。バラモン教はインドのヴェーダ文献に基づく宗教で、特にバラモン(Brahmin)階級の僧侶たちが中心となり、儀式や儀礼を行っていました。バラモン教の基盤には、神々への祈り、祭り、そして宇宙の秩序を理解するための哲学的な探求が含まれています。
バラモン教は、ヴェーダ時代(紀元前1500年~紀元前500年)に始まりました。ヴェーダ文献はこの時代に成立し、特にバラモン階級(祭司)がこの文献を学び、儀式を行いました。バラモン教は、当初はヴェーダ文献に基づく儀式と神々への奉納を中心とする宗教でした。
バラモン教は、後に発展してヒンドゥー教へと変化しました。ヒンドゥー教はバラモン教の儀式や信仰の多くを引き継ぎつつ発展しました。バラモン教は主に儀式と祭りを中心に発展し、神々への奉納が重要でしたが、ヒンドゥー教は哲学的な概念や神々の多様性を強調するようになりました。ヒンドゥー教では、バラモン教の儀式を超えて、個々の霊的な探求や神への個人的な信仰が重要視されます。また、バラモン教では、自然神が重要視されたのに比べて、ヒンドゥー教では、シヴァ神やヴィシュヌ神が重要視されるようになりました。
バラモン教はヒンドゥー教の礎となった重要な宗教で、後の哲学的発展や文化に大きな影響を与えました。ヒンドゥー教とイコールではないですが、今でも確かにインドの人々の生活の基盤となっています。
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『プラクリティ प्रकृति (prakrti)』=自然
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