ヒンドゥー教ってどんな宗教?

 


ヒンドゥー教の神々の像



ナマステ!インドに呼ばれた気がして思い切って渡印してしまった日本人スタッフの稲垣です!
昨日シク教についてブログを書いていてふと思いました、これは他の宗教についてのブログも書かなければ!!
ということで、今日はまず、インド国民の約8割を占めると言われている、ヒンドゥー教についてお話ししたいと思います!



ヒンドゥー教とは

ヒンドゥー教(Hinduism)は、世界で最も古い宗教の一つであり、主にインドとネパールを中心に信仰されています。その起源は紀元前1500年頃にさかのぼり、ヴェーダ(Vedas)という古代の宗教的文献を基盤とした信仰体系です。ヒンドゥー教は、非常に多様で、哲学的、儀式的、神話的、文化的な要素を含んでおり、ひとつの「統一された宗教」ではなく、多様な信仰と慣習が共存しています。地域や文化によって重要視されるお祭りや服装が違いますが、どれもヒンドゥー教であることに変わりはありません。



基本概念

ヒンドゥー教は明確な開祖はおらず、様々な文化を取り入れて行く習性があるため、理解することが難しい宗教でもあります。まずは基本概念についておさえておきます。
ブラフマン(Brahman):ヒンドゥー教におけるブラフマンは、宇宙の根源的な存在であり、すべてのものの源であり、最も高次の神聖な力です。ブラフマンは無限であり、無形であり、すべてを包み込む存在とされています。すべての神々はこのブラフマンの現れと考えられ、ヒンドゥー教の神々を信じることは、最終的にこのブラフマンに帰依することと関連しています。
アートマン(Atman):アートマンは、個々の人間やすべての生き物の本質的な自己であり、魂です。ヒンドゥー教では、アートマンはブラフマンと本質的に一体であるとされており、人間の究極的な目的は、アートマン(自己)を理解し、ブラフマン(宇宙の根源)と一体化することだと考えられています。
サンサーラ(Samsara):ヒンドゥー教では、サンサーラ(輪廻)という概念が重要です。人間は生まれて、死んで、また生まれ変わり続けるという循環の中で生きており、この生死のサイクルを超越することが求められます。
カルマ(Karma):カルマは、行動(善い行いも悪い行いも)が未来の生に影響を与えるという法則です。善いカルマを積むことで次の生がより良くなると考えられており、悪いカルマを積むと不幸な状況に生まれ変わることがあると信じられています。
モクシャ(Moksha):モクシャは、輪廻からの解放、つまり生死のサイクルを超えて、ブラフマンとの一体化を達成することを意味します。これはヒンドゥー教徒にとって最終的な目標です。モクシャに達すると、個人の魂はブラフマンと完全に融合し、解放されます。

つまり、ヒンドゥー教徒は自己(アートマン)を理解し、宇宙の根源(ブラフマン)と一体化することを目指しており、それは自身の行い(カルマ)が良いものかによって決まります。人間は輪廻(サンサーラ)を繰り返しており、宇宙の根源(ブラフマン)との一体化を達成することをモクシャというわけです。どうだろう、伝わりましたかね、、?



ヒンドゥー教の聖典

ヒンドゥー教にはいくつかの聖典があります。
ヴェーダ(Vedas):ヒンドゥー教の最古の聖典であり、宇宙の創造や神々への祈り、儀式についての詳細が書かれています。ヴェーダは、ヒンドゥー教の儀式的な側面や哲学の基盤を成す重要な文献です。ヴェーダは4つの部分(リグ・ヴェーダ、サーマ・ヴェーダ、ヤジュル・ヴェーダ、アタルヴァ・ヴェーダ)に分かれています。
バガヴァット・ギーター(Bhagavad Gita):バガヴァット・ギーターは、ヒンドゥー教の哲学を深く掘り下げた重要な書物です。バガヴァット・ギーターはマハーバーラタという大叙事詩の一部で、クリシュナ神がアルジュナに教えを説く形式で書かれています。バガヴァット・ギーターは、義務、道徳、行動、奉仕、精神的修養などについての深い教えが詰まっています。

ラーマーヤナ(Ramayana):ラーマーヤナは、ラーマ王子の冒険を描いた古代叙事詩です。妻シータと共に森に追放され、悪魔の王ラーヴァナにシータを誘拐されます。ラーマは弟ラクシュマナや猿の王子ハヌマーンと共にシータを取り戻すため戦い、ラーヴァナを倒します。シータの無実を証明する試練を受けた後、ラーマはアヨーディヤ(故郷)に帰還し、王として治めます。物語は道徳や義務、正義の重要性を教えています。



まとめ

今回はヒンドゥー教の現在の姿ではなく、基本の考え方をご紹介しました。(おそらく全部書いたらこのブログは終わりません。笑)
大学の授業で輪廻ものは世界でも取り入れられるよね、という話を先生がされていました。日本のもので例えるなら、『ブラッシュアップライフ』がわかりやすいでしょうか。あのドラマ面白かったなぁ。私はリアタイではバイトで見逃していたので、後々TVerで一気見しました。
話が少しそれましたが、インドのことを理解するにはヒンドゥー教のことを学んで、損はありません、特に私。
また、ヒンドゥー教の他の面についてもどんどんブログを書いていこうと思うので、私と一緒に勉強しましょう!
ちなみに宗教がヒンドゥー教、言語がヒンディー語です。お間違いなく!



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今日のヒンディー語
『ヒンドゥー हिंदू (hindu)』=ヒンドゥー教
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