インド最南端の町「カンニャークマリ」

 

 

インド のバザール

 



今日はインド最南端の町「カンニャークマリ」を紹介いたします。
カンニャークマリは南インドのタミルナドゥ州にある町で、最南端のコモリン岬はインド洋、アラビア海、ベンガル湾が交わる所であり、また、インドで唯一日の出と日の入りを拝める場所として知られています。
ほとんどの観光客はインド人であり、日の出日の入りの時間にはヒンドゥー教の人達が海で沐浴をする姿が見られます。

 

インド 撮影

 



昔はそれぞれの海の色が違うのを肉眼でも確認出来たそうですが、残念ながら現在はもうそれを見ることは出来ません。
海上にそびえ立つ像はタミル文学においてもっとも著名な詩人「ティルヴァッルヴァル」のもので、高さ40mの像が海の真ん中にあるその景色は見慣れないせいか少し不思議な感じがします。 また、その横にはヴィヴェーカーナンダ岩記念堂があり、そこへはボートで行くことが出来ます。 ヴィヴェーカーナンダが瞑想にふけったこの場所では今でも多くの人が瞑想にふけっています。

 

インド リモート撮影

 



タミルナドゥ州の中でここカンニャークマリはクリスチャンが一番多い地域でそのパーセンテージは人口の半分にも達しそうなほどです。
岬からそれほど離れていない所にあるOur Lady of Ransom教会は海岸からもその存在を確かめることが出来るほどで、500年ほど前にフランシスコザビエルがこの地を訪れ発見し礼拝した所が後にこの教会になったと言われているそうです。

 

インド リモート取材

 



賑やかな外から教会の中に入るとその静けさに驚くかもしれません。 美しいマリア像やステンドグラスと共にその静けさの中に身を置くと、インドと西洋の混ざり合った不思議な感覚を感じられるかと思います。

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