
ナマステ!インドに呼ばれた気がして思い切って渡印してしまった日本人スタッフの稲垣です!
みなさんも因果応報という言葉を知っていると思いますが、インドではとっても大事な考え方なんです!
カルマ(Karma)は、サンスクリット語で「行為」や「行動」を意味する言葉で、ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教などのインドの宗教哲学において、非常に重要な概念です。カルマは、個人の行動がその結果に影響を与えるという法則を示し、善悪や行動の選択が未来の運命や経験に影響を与えるとされています。
カルマには大きく分けて3つの種類があります。
輪廻(Samsara)とは、生死を繰り返す輪廻転生のことです。カルマは輪廻の考え方と密接に関係しています。つまり、現在の生での行為が来世の運命を決定するというのがカルマの基本的な教えです。良いカルマ(善行)を積めば、良い生が待っているとされ、悪いカルマ(悪行)を積めば、厳しい状況が待っていると考えられています。
解脱(モクシャ)を目指すためには、カルマの影響を超越することが求められます。仏教やヒンドゥー教の目標は、カルマの束縛を解き放ち、最終的には輪廻から解放されることです。
カルマの概念では、意図や思考も重要な要素です。行為だけでなく、心の中で抱く意図や思考もカルマを作り出します。例えば、悪意を持って行動する場合、その行動が悪いカルマを作り出し、良い意図で行動すれば、良いカルマが生まれるとされます。
カルマは「行為」の法則として、個人の行動がその未来や結果に影響を与えるという教えです。良い行動をすれば良い結果が生まれ、悪い行動をすれば悪い結果が生まれるとされ、これが輪廻(生死のサイクル)や解脱に関わる重要な教えです。宗教的にはカルマを良くすることで解脱を目指すことが勧められています。
このカルマという考え方は、日本人にも染み付いている考え方と言えます。「人にしてほしくないことはしない!」とか、「そんなことしてたら地獄に落ちるよ!」とか、良く聞く文言ですよね。また、中国でもカルマは「業(ごう)」とあらわされ、その考え方が浸透しています。
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