仏教の六道の考え方

 


インドの六道の考え方



ナマステ!インドに呼ばれた気がして思い切って渡印してしまった日本人スタッフの稲垣です!
インドの宗教といえばヒンドゥー教ですが、仏教もインドが発祥の地なんです。そんな仏教において重要な考え方が輪廻転生です。今回は輪廻転生に大きく関与する六道についてお話ししようと思います。



六道とは

六道(ろくどう)という概念は、仏教の教義において非常に重要ですが、インドの宗教的・哲学的な背景に深く根ざしています。特にインド発祥の宗教である仏教、ヒンドゥー教、そしてジャイナ教において、六道という独特の表現はありませんが、六道は輪廻転生(サンサーラ)と強く結びついています。これらの宗教はすべて「生死を繰り返す輪廻」や「カルマ」の考え方を共有しており、その中で六道の概念は重要な役割を果たしています。



六道の構成

それでは六道を一つずつ細かく見ていきましょう。

  1. 1. 天道:天道は、神々や天上界の存在が住む世界です。ここでは、快楽と幸せが支配しており、痛みや苦しみがほとんどありません。しかし、天道の住民も永遠に幸せでいられるわけではなく、やがて衰退し、輪廻のサイクルに戻ることになります。
  2. 2. 人道:人間界は、苦しみと幸せが共存する世界です。人間は道徳的な選択をし、修行を行うことで解脱(悟り)を目指すことができるとされています。人間界は、他の道に比べて最も修行に適した場所とされています。
  3. 3. 阿修羅道:阿修羅道は、神々に似た存在ではありますが、怒りや嫉妬が支配する世界です。阿修羅は力強く、戦いを好む存在であり、満足しない心を持っているため、常に神々と争っています。
  4. 4. 畜生道:畜生道は、動物の世界です。動物は知恵や理性に乏しく、食物や安全を求めて生きることに多くのエネルギーを使います。ここでは、苦しみが強調されており、自己中心的な行動や本能に従うことが多いです。
  5. 5. 餓鬼道:餓鬼道は、餓鬼(がき)という飢えた存在が住む世界です。餓鬼は、無限の飢えや渇きに苦しんでいます。餓鬼は食物を求めているにもかかわらず、手に入れることができず、常に欲望に満たされません。これは、過去の業によって欲望が強くなるとされます。
  6. 6. 地獄道:地獄道は、最も苦しみが強い世界であり、悪業を積んだ者が住む場所です。ここでは、激しい痛みや苦しみが永遠に続くとされ、悪行の結果として多くの肉体的な苦しみを受けます。地獄道には多くの層があり、苦しみの種類や強さも異なります。
一見、天道は良いものかと思いきや、そうではないのがなんとも興味深いポイントですよね。楽しいこと、楽なことはずっとは続かないという、なるほど。



六道の輪廻

仏教では、六道を巡る輪廻(さまようこと)から解放されることが最終的な目標とされています。生き物はその行動に応じて六道を行き来し、カルマに従って転生します。最も理想的なのは、人道で修行を行い、悟りを開いて涅槃(ねはん)に到達することです。涅槃とは、すべての苦しみと輪廻からの解放を意味します。うんうん、ここら辺は大学の授業で眉間に皺寄せながら聞いたな、、。
ダルマや輪廻、カルマについて過去にブログを書いているので、眉間に皺がより始めた方はこちらをどうぞ↓
ダルマについてのブログ:https://indozoomin.jp/blog/Dharam.html
輪廻・カルマについてのブログ:https://indozoomin.jp/blog/Karma.html



まとめ

六道についてお話ししてきましたが、どうでしたか?難しそうではありますが、日本に住む私たちにも深く根付いている考え方だと思います。これでまた人生の見方が変わりそうです😌



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