昨日のデリー・メトロは酷かった…。
デリーの東西を繋ぐ主要路線「ブルーライン」が完全にストップし、
しかもちょうど帰宅ラッシュの時間帯だったので
新聞記事の駅↑「ラジーヴチョーク」のホームは人、人、人で、いっぱい!!

普段からもデリーで最も人が多い駅の一つですが、
この日は本当にえげつなかった。

筆者もこのブルーライン利用者なのだが、
昨日の帰宅は奇跡的に席に座れた(普段はなかなか座れない)ので、
確かに電車は遅れていたが、
駅のホームががこんなことになっているとは想像もつかなかった。

ラジーヴチョーク駅に着くと沢山の人が下りたのと同時に、
もう乗り切れないほどの人の波が押し寄せてくる。
それでも未だホームの乗れない人が電車の中の人を押すので、
悲鳴や怒号が聞こえてくる。

座っている筆者からすると前に立っている人しか見えないので、
何が起こっているかわからない。
駅構内でテロか事件があって、車内に人が逃げ込んで来ているのかと思うくらい。
ヒンディー語がわからないので、
アナウンスも人々が叫ぶ声も何を言っているのかわからない。

筆者の前に立つインド人女性と時折目が合い、
「もうほんとウンザリだよね」
みたいな顔をするので、
まぁテロとかではないんだろうなとは思える。

その後しばらく電車は発車しない。
たぶん乗り切らない人のせいで扉も閉まらないし、
そもそも電車は遅れているので出発できないのだった。

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結局なにが原因かといえば、
一匹のワシ。

インドではよくあるそうなのだが、
電車の電線に鳥が当たって切れてしまうんだそう。

もっと頑丈にしといておくれよ…、まぁ人身事故とかじゃなくて良かったんだけど。

夕方16:55に電線が切れてから復旧した19:43までの約3時間、
帰宅難民たちはどうなっていたかというと、

ホームへ入ってしまった人たちはもう身動きが取れませんね。
酸素が薄くなって窒息状態、
押し寄せる人波に線路際の人たちは線路に落ちそうになるなど、
極限状態だったと思われます。

さらに、メトロは諦めタクシーやオートリキシャを利用した人は、
ウーバーやオラキャブ(インド版タクシー配車アプリ)の
ブッキングだけでも1時間半以上かかったり、
通常100ルピーほどの料金が倍以上の請求をされたり、
こういったドライバーたちはここぞとばかりに
ブルーラインの主要駅に集まって、料金の値上げをしていたそうです。

また駅前にはバスも走ってはおりますが、
バス停にもやはり人が溢れかえり、到着したバスはもちろん満員で、
そちらもなかなか乗れません。

災害でもないのにこの大混乱に巻き込まれ、
帰宅難民になってしまった筆者、
さて、一体どの方法を使って帰ったのでしょうか??

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この先はかなり長くなるので明日のブログへ。