「沐浴の聖地」といえば日本人はたいていバラナシをイメージしますよね。
インド人にとっても、もちろんそうなのですが、
聖地は一つではありません。
今のインド人にとってはバラナシよりハリドワール(Haridwar)の方がアツいのです!!
なんでかって!?
それは断然!
キ・レ・イ!だからです。
バラナシのガンジス川では遺体も流しますし、排泄もしますし、
洗濯も、ボディウォッシュも、歯磨きも、なんでもします。
さらに上流からの工場排水も混ざって、
聖なる水はなかなかに汚いです。。。
しかしハリドワール・ハリキポリ(Hari Ki Pauri)内のガンジス川では、
バラナシで出来る行為はすべて禁止、
ヒマラヤ山脈の麓近くですので工場排水もほぼなく、
とってもキレイなんです。
筆者はハリキポリと呼んでますが、
日本語ではハルキパイリーと呼ぶほうが多いみたいですね。
インド人の発音聞いてるとハリキポリにしか聞こえないんですけど…(笑)
え、濁ってるやん…
ってお思いの方、違うんです!
今のシーズンはモンスーンなので雨がたくさん降ります。
山の土が混ざって流れていますので濁ってしまいますが、
これは日本でも同じですよね。
乾季(10-2月)は透き通って見えるくらいキレイなんですって。
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15時くらいに行ったハリキポリのガートは暑さのせいもあってか、
沐浴というより水浴びを楽しんでいるような雰囲気。
ここは川が流れているんですけど、
インド人的にはお寺です。
ハリキポリは「神の足跡」の意味で、ビシュヌ神が足跡を残した伝説の池なんですって。
対岸のガートへは通常のお寺同様、
靴を脱ぎますし、仏像もあってお坊さんがお祈りしています。
24時間開いているので、
24時間沐浴してます。
夜も朝5時くらいにも行きましたが、
いつ行っても人がいます。
寝てる人もいます。
その中でも1日で一番人が多くなるのがこちら↓
これはアールティ(Aarti)と呼ばれるお祈り、火の儀式です。
毎日日没後に行われ、
神様に感謝する歌(日本で言うお経?)を歌いながら、
火の着いたお灯明を回します。
これをみんなこぞって見学しますから、
すんごい人で混みます。
対岸のガートもぜーんぶ人で埋め尽くされます。
デズニーのパレードの前にように一時間ほど前から場所取りをするんです。
ちょっとお布施を払えば、
簡易ベッドみたいな少し高い所に座われて、見学しやすいスペースもあります。
写真はそこに座って撮りました。
日没と共に点火され、川面にもその火が映って、
幻想的な儀式です。
この儀式の前にお布施を徴収するおじさんの音頭で、
みんなで掛け声をしたり、「ワーイ」とか「ジェーイ」と言いながら万歳したり、
何を言っているかはほとんど分かりませんが、
一体感がなんだか楽しかったですよ!
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