インドでは、今一番売れているブランドといえばパタンジャリというブランドです。
このパタンジャリというブランドは、
アーユルヴェーダに基づいて作られており、
薬から食品、シャンプーまで様々なものを売り出しています。

 

中でも一番マーケットシェアが高い、ギー（バターと同等のもの）やオイルを
含めるとインドのネスレなどのブランドよりも遥かに売り上げを伸ばし、
昨年度の広告費用をすでに今年度は35％も増やしているほどの売り上げ率なんだとか。

 

さて、このパタンジャリのブランドを作ろうとし、
大成功を収めた社長？というか創設者はヨガマスターである
ババラムデブさんというかた。

 

写真でもお分かりですが、サフラン色の袈裟を着た方がその本人です。
この方のブランドに対する思いは強く、
品質は他のブランドよりも高品質
毎シーズンというか定期的に新しい商品を作ること
そしてその価格が誰にでも購入できるように低価格であること
を目標にしているということなのです。

筆者も歯磨き粉を使っている一人ですが、
ここの歯磨き粉は他のブランドに比べると大変安いのにもかかわらず、
口に含んだときの味がとてもおいしい。

 

しかしこれほどにまでも人気なブランドでも商品の品質維持
金額維持をするにはとても難しいはずですし、
専門店を維持するにも普通の人件費を使っていては難しいはずです。

 

しかしこのブランドのやはり良い仕組みは、
ストアにかかわっている人々は奉仕することによって
得を積むと考えられており、働いているスタッフたちの月間の給与は6000ルピー
（日本円にすると約1万、デリーではとてもじゃありませんがインド人でもこの金額では暮らせません。）
と薄給で運営され、この今の状態を維持しているそうなのです。

 

さらに調べるとこのババラムデムさんのアシュラムは北インドのハリドワール州にあり
アーユルヴェーダの病院を構えているほど大きな団体！
（インドでは宗教系の団体が病院を抱えていることが多いですが、
大きな団体でない限り病院を持つことはありません。）

 

しかも、このラムデブさんの説法はテレビでも放映され、
毎日絶え間なく流れています。

 

という事はこのラムデブさんは相当なお金持ち！と推察することができます。

 

それでも、団体によると本人は
掘っ立て小屋の床で未だに寝ているそうで、
本人にブランド全体の利益が入っているという訳ではない・・・とのこと。

 

一体全体との億万長者が未だにそういった環境で過ごしているのか
気になるところではありますが、
実際はどうなのでしょうね・・・・。

 

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